著者: サイト編集者 公開時刻: 2025 年 10 月 31 日 発信元: サイト
NRV040-1:20減速機の出力軸と負荷軸の平行度を検出するには、ダイヤルインジケータでラジアル偏差を測定し、すきまゲージで2軸間に傾きやオフセットがないことを確認することが重要です。具体的な操作は以下の通りです。
許容平行度偏差:≦0.1mm/m(径方向偏差)、角度偏差≦0.05mm/m。
検出コア: 平行度が基準に達する前に、2 軸が「半径方向」(左右/上下オフセット) と「角度方向」(傾き) の要件を満たしている必要があります。
必要な工具:精度0.01mmのダイヤルインジケータ、磁気メーターベース、0.01~1mmの隙間ゲージ、水準器、レンチ。
予備洗浄:検出精度に影響を与えないように、両軸の外周部とフランジ端面の油汚れやバリを拭き取ります。
仮固定:減速機のフットボルトを一時的に締めず、試験中にシャフトの軸方向の動きがないよう調整の余地を残しておきます。
固定メータベース:磁気メータベースを減速機の出力フランジに取り付け、ダイヤルインジケータプローブを負荷軸の外周(カップリング端近く)に垂直に置き、1〜2mmの予圧を加えてゼロに調整します。
多点検出:負荷軸の「上下左右」4方向のダイヤルインジケータ値を記録します。
半径方向の偏差を計算します。最大読み取り値と最小読み取り値の差を取ります。その差が0.1mm以下であればラジアル平行度は基準値に達します。
繰り返し検証: ダイヤルインジケータを負荷軸のもう一方の端 (カップリングから離れたところ) に移動し、上記の手順を繰り返します。両端の偏差が要件を満たしている必要があります。
端面を取り付ける: 2 つのシャフトのカップリング フランジを突き合わせて (ボルトを締めずに)、フランジの表面に明らかな隙間がないことを確認します。
すきまゲージの測定:フランジ端面の「上下左右」の対称4箇所にすきまゲージを使用して検出ギャップを挿入します。
角度偏差の決定方法: 4 つの位置のギャップ差が 0.05mm/m 以下 (フランジ直径に応じて換算、たとえば、フランジ直径が 80mm の場合、ギャップ差は 0.004mm 以下)、つまり角度平行度が基準に達していることを意味します。
径方向のズレ調整:減速機脚部の鋼製ガスケットを増減して上下左右のズレを修正します(積層数≦3枚)。
角度偏差調整:フランジ調整ボルトにより負荷機器の位置を微調整したり、傾きを修正したりして隙間ゲージの検出隙間を均一にします。
締め付け後の再確認:アンカーボルトとカップリングボルトを増し締め(斜めに段階的に締めてください)し、再度確認してください。偏差値にリバウンドがなければ最終基準となります。